■あらすじ
髑髏川学園によるハニ―トラップが、各校で横行するなか、自身の学校にも工作員が
紛れ込んでいることを知った「語部 学」は、その真実を周りに告げることができずにいた。

罪悪感と逃避に苛まれながら日々を過ごす学は、
練習中にいつもできていたことができなくなっていることに気づかされる。

気落ちする最中、その原因の一人でもある「日都條絆星」が、不意に声をかける。
意識の外。まとまらない思考。それをいいことに、彼女は学の記憶を掘り起こす。

黑ノ芽を含む彼女たちとの肉欲の記憶が、下腹部への刺激によって回帰する。
思い出される彼女たちとの甘く柔らかな時間、今までに体験したことのない快楽。

罪悪感からだろうか、自慰行為を我慢してきた学にとって、
激しすぎるその刺激は、彼の意識を飛ばすのには十分なモノだった。

目覚めた保健室。装着された貞操帯。短パンから見える彼女の素肌。
体が触れる。

彼の脳内では肉欲の記憶がリフレインする。
これ以上仲間を裏切れない。

罪悪感と肉欲のはざまで、揺れる彼の心を知ってか知らずか、
彼女は妖艶な笑みを浮かべながら「ぴぃぃん ぴぃぃん」と、もてあそぶ。 
そう、いくら抵抗したところで、一度肉欲を刻まれた男は、その快楽を忘れられない。

永遠にも感じる時間の中で、その毒がじわりじわりとまわってくる。
弱る自分。そして、その様子を冷めた目で眺める日戸条 絆星に……、
語部 学は興奮していた。

■登場人物
語部 学(かたりべ まなぶ)
本作の主人公。強豪スポーツ学校バスケ部の部員。
補欠ではあるが、部のサポートに関して一目置かれている。

日都條 絆星(ひとすじ きらら)
同じ学校の1年生徒。野球部マネージャー。学とは会話をする程度の知り合い。
髑髏川学院付属学校出身。黑ノ芽と共に工作活動に励む。

黑ノ芽 雅(くろのめ みやび)
本校に転校してきた女学生。バスケ部にマネージャーとして入部すると瞬く間に人気者に。
元髑髏川学園の生徒。学園が各校に派遣した工作員の一人。

■収録内容
・本文38ページ+α(台詞あり38ページ、台詞なし38ページ)
・画像サイズ758×1055
・合計87p

※あらすじ等を加えているため、前作シリーズを未読でも問題なく読むことがでます。
※サンプル画像は、一部抜粋のため本書の並びと異なる部分があります。


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